3Dプロジェクターが複数あれば、最大8個の画面に映像を投影し、一つの大きな画面に見せることもできる。ただし左右の目に見せる映像の切り替えを同期できる市販の3Dプロジェクターが少ないため、立体に見える映像を複数のスクリーンに投影するのは難しい。
そのためROBAさんは、大きなスクリーンを視聴者の正面に配置し、3Dプロジェクターを使った立体的に見える映像をこの画面だけに投影。大きなスクリーンの横には普通のモニターを並べ、2Dの映像を流す使い方をしているという。
「正面だけ3Dで見えれば横は気にしなくていいんじゃないか(と割り切っている)。アナグリフ方式の3Dメガネを使えば(色味は変わるが)全ての画面を立体視できる他、(再生時間を同期できる)高いプロジェクターを使っても解決する可能性がある」
Portalgraphは現在、ゲームエンジン「Unity」のアセットとして、一般開発者向けに5000円で販売している。1タイトル当たりの売り上げが総額200万円未満であれば、Portalgraphを使ったアプリの販売も認めている。
展示会や商業施設での利用など、ビジネス向けにはライセンス制など別の料金体系を設定する予定だ。モニターを組み合わせるのか、どんな3Dメガネを使うのかなどの詳しい使い方はユーザーに任せるという。
「技術というのは『今は難しいが、みんなが使えるレベルになる』タイミングがある。僕はそのタイミングでいい技術を見つけられたと思っている。(価格については)あんまり高くすると自分で(コピー製品を)作られてしまうので、ちょうどいいところにしたい」
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