PCとタブレットは、一部例外的な製品を除くとリニアな変化となるだろう。iPad miniリニューアルのうわさもあるが、「あるかもしれないし、ないかもしれない」としかいえない。
iPadについては、低価格路線と「Pro」がより明確に分かれていくと予想している。
具体的には、M1やミニLEDを搭載するのはProだけで、低価格モデルはiPhone向けの「Aシリーズ」をそのまま使い、ディスプレイも一般的なバックライト液晶のままだろう。そうして、価格ラインを分けてラインアップを広げて維持していくものと思われる。
低価格製品は教育市場のこともあるので、おそらく2022年春まで変化がないだろう。「mini」は単純な低価格製品ではないので、「あるとすれば春を待たずに出る」こともあるだろうし、そうでないかもしれない。
PCについては、IntelとAMDの新プロセッサが出てくる2022年まで、ハイエンドモデルには大きな変化がない。大きな変化がなく、「商戦期に合わせた製品」が出て来るのではないか。
そういう中で「おそらく来るだろう」と予測しているのは、Microsoftの「Surface」新モデルだ。Windows 11が出ることもあり、そこに合わせてのアピールになるのではと予想している。
「Surface Pro」は大幅なリニューアルがある気もしているのだが、発表以降音沙汰のない2画面の「Surface Neo」などは、やはりこのタイミングでもまだ動かないのではないだろうか。
実のところ、PCは新技術や新OSで売れる製品というより、「商戦期に合わせて売れるもの」になっている。ハイエンド以外は特にそうだ。だから、Windows 11に合わせて画期的なものがたくさん出るわけでもない、とは予想している。MicrosoftはOS・ハードともに自社製品なので、話が別だが。
なお、Macについてはそろそろ「ハイエンド」の声が聞こえてきていい頃だ。ハイエンドではM1ではなく新プロセッサが使われる。といっても、確実なのは「GPU性能が大幅に強化される」ことと「インタフェース周りの制約が小さくなり、搭載される数も増える」ことくらいなのだが。
これもあくまで予測だが、iPhoneとの同時発表ではないだろう。どちらも大きな製品なので、一度に発表するとメッセージが薄まるからだ。iPhone系とMac系で発表会は分かれるだろう。
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