コロナ禍以降、マスク生活を送っていると、いつの間にか無意識にマスクの良し悪しを判断するようになった。自分なりの定番マスクを決めていくのが当たり前のようになっている。
我が家では奥さんの意向もあって基本的には白の不織布マスクをいろいろ試していたのだけど、その中では国産のマスクが最も化学繊維っぽい臭いが少なく、密閉感もあると感じていた。
中でも、ミネベアミツミ製の不織布マスクは、試した範囲では最も密閉感があり、臭いが全くなく、耳に優しい付け心地で、我が家の定番になった。
価格は安くないが高くもない。25歳になる息子が「着けていて息をしやすいけど、深呼吸すると苦しい」と言うくらいなので、密閉感も私の気のせいではないのだろう。そんなわけで気に入って使っている。
ただ、他のマスクとの違いがどこにあり、何が「良い」と感じさせているのかという疑問は、使っているだけでは分からない。ということで、ミネベアミツミに取材を申し込み、マスク作りについて聞くことにした。
ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説していきます。
そもそも、ミネベアミツミは超精密機器の部品や超精巧なボールベアリングなどで有名なメーカー。一般な知名度は低いものの、製造業界では知らない人がいないほどの会社なのだが、マスクとは何の関係もない。ただ、シャープがマスク製造に乗り出したように精密機器メーカーとマスクは相性が良いのかもしれない。
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