独Volkswagenは9月6日(現地時間)、独ミュンヘンで開催の自動車ショーで、2017年に発表した“ワーゲンバス”復刻電気自動車「ID.BUZZ」をベースとし、AIを手掛ける米Argo AIの技術を搭載する自動運転自動車「ID.BUZZ AD」(ADは自動運転の略)のプロトタイプを披露した。2025年にはロボタクシーとしてドイツでデビューさせる計画だ。
2017年に披露したプロトタイプとかなり違い、ワーゲンバスの面影はほとんどない。
自動運転技術を提供するArgo AIは、米Googleの自動運転関連エンジニアと米Uberのエンジニアが2017年に共同創業した新興企業。Volkswagenは2019年に同社に31億ドル投資している。
VolkswagenとArgo AIは、ミュンヘンを含む複数の都市でテストを開始した。今後4年間にわたってテストし、商業的に拡大していくとしている。
VolkswagenはID.BUZZ ADを、2016年に立ち上げたライドシェア企業MOIAを通じて提供していく計画だ。MOIAは「欧州最大の完全自動ライドシェアシステムを開発し、これまでに400万人以上が利用している」という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR