「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、主にデジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。
間もなく、私のもとにEV(電気自動車)の「Tesla Model 3」がやってきます。納車直前の本稿では、購入の理由や納車までの経緯について記しておきたいと思います。Teslaに興味を持っている方々の参考になれば幸いです。
「次に購入するクルマが年齢的に人生最後のクルマになるかもしれない」と漠然と考えていました。運転好きの筆者は、「運転が楽しい」を条件にクルマ選びをしてきた結果、直近の30年余は、4台のシトロエンやV6エンジンのメルセデス・ベンツを乗り継いできました。
13年が経過した現車のメルセデスですが、2020年に大枚はたいてトラブル対応したこともあり、まだまだ乗り続けるつもりでいました。しかし、齢(よわい)64。銀行の自動車ローンを組むにも年齢制限があることにはたと気付き、急に乗り換えを考え始めました。
そうなると夢が広がります。堅実に「プリウス」にするか、いやいや、アウディ、BMW、プジョーもいいな、と最後(になるかもしれない)のクルマ選びを楽しんでいました。しかし、「そういえばTeslaという選択肢もある」と、5月に試乗したが最後、その夜には、Webから注文していました。
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