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» 2021年10月22日 01時30分 公開

フルサイズミラーレスの新基準「α7 IV」海外発表 3300万画素 約2500ドルで12月発売

ソニーがフルサイズミラーレスカメラ「α7 IV」を海外で発表した。3300万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。価格は米国で2500ドル、12月に発売予定という。

[山川晶之,ITmedia]

 ソニーは10月21日、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α7 IV」を海外発表した。フルサイズセンサーを搭載したベーシックモデルに位置づけており、ベーシックを「次のレベル」に引き上げるとしている。米国では12月での発売を予定しており、本体価格は約2500ドル(約28.4万円)になるという。

3300万画素に向上した「α7 IV」

 3300万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を採用。最大ISO20万4800までの拡張感度に対応し、15ストップのダイナミックレンジを確保する。センサーの約94%に相当するエリアに759の位相差測距点を配置。映像エンジンはフラグシップモデル「α1」に搭載されている最新の「BIONZ XR」を採用する。

「BIONZ XR」を搭載

 リアルタイム瞳AFは、人の顔/瞳の検出精度を旧モデル「α7 III」と比べて30%向上。静止画と動画の両方で鳥や動物の目にも対応する。連写性能はAE/AF追従で毎秒10コマ。RAWデータとJPEGデータの同時記録で828コマまで撮影できるバッファーを備える。10bit HEIFでの撮影も可能だ。

 本体はマグネシウム合金製。5.5段の補正効果を実現した手ブレ補正ユニット、バリアングル対応のタッチ液晶、368万ドットの有機ELパネルを使ったEVF、フルサイズのHDMIポート、USB TypeCポートなどを搭載する。メディアスロットはUHS-II対応のデュアルSDXCカードスロットで、片方はCFexpress TypeAカードも利用可能。操作系統もより動画を意識した作りに変わった。α7S IIIやα1などに搭載された新しいメニュー画面も採用する。

メニュー画面はα7S IIIやα1で採用されたものと同一になった
バリアングルに対応したタッチ液晶を搭載。EVFは368万ドット
軍艦部も刷新。大きめの録画ボタンに露出補正専用だったダイヤルは様々な用途に使えるものに変わっている

 α7S IIIなどで培った排熱機構により、30分を超えて記録できるようになった動画機能は、10bit撮影に対応(4:2:2 600Mbps)。フルサイズセンサーエリアで4K30p、Super35mmモード(APS-Cサイズ)では4K60pで撮影できる。4K30pでは、オーバーサンプリングにより7Kの映像から4K映像に変換し、シャープな映像を生成。フルHDは120pのスローモーション撮影が可能だ。

7Kからのオーバーサンプリング撮影に対応

 S-Log3/S-Gamut3での撮影に加え、S-Cinetoneプロファイルをサポート。手持ち撮影時の手ブレを軽減するアクティブモードを採用する他、ジャイロセンサーが記録した動きをメタデータとして動画と同時に記録。「カタリスト」と呼ばれる専用ソフトウェアを使い、PCでより強力な補正をかけることも可能だ。被写界深度を可視化する「フォーカスマップ」機能、レンズのピント移動時に画角が変化する「ブリージング」を除去する機能も備える。

 ライブストリーミング機能も搭載し、UVC(USB Video Class)とUAC(USB Audio Class)に対応。USBケーブルでPCと接続するだけで、4K15pあるいはフルHD60pで配信可能。カメラのマイクも利用できる。ライブ配信時はカメラ内に同時記録できる他、ソフトスキンモード(美肌効果)などを使えるようになった。

USBケーブルを繋げるだけでウェブカメラ、ウェブマイクとして使えるライブストリーミング機能も

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