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» 2021年11月25日 08時00分 公開

「ちょい曲げ」「くの字」スマホの使い心地 自腹で買った「Galaxy Z Fold 3 5G」でいろいろ考えた(1/5 ページ)

西田宗千佳さんが自腹購入した「大きな画面の2つ折りスマホ」、1カ月が経過してのレビュー。

[西田宗千佳,ITmedia]

 Samsungの2つ折りスマートフォン「Galaxy Z Fold 3 5G」(以下Fold 3)を購入して1カ月が経過した。特別な形をしているスマートフォンだけに、使い方や価値について、日常的にいろいろと思うことはある。

photo Galaxy Z Fold 3 5G。買ったのはドコモ版だ

 今回は、「大きな画面の2つ折りスマホの価値」を、あらためてじっくりと考察してみたい。

この記事について

この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年11月8日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。さらにコンテンツを追加したnote版『小寺・西田のコラムビュッフェ』(月額980円・税込)もスタート。

重いが「ちょっとその辺に」持ち出せる快適さ

 Fold 3を語る上で重要な点は2つ。防水の2つ折りであること、そして、実用的なペンが使えることだ。

 2つ折りである、ということは、大きな画面をより小さく持ち歩けるという意味を持っている。「Galaxy Z Flip 3」や「Motorola Razr 5G」のような製品は、縦に長いスマホをコンパクトにするためのデザインである。一方で、Fold 3のようなデザインは、タブレットに近いサイズを持ち歩くためのもの、といっていいだろう。

 あらためて思ったが、両者は似て非なるものだ。

 正直な話、Fold 3は折り畳んでも重い上に厚く、持ち運びづらい。iPhone 13 Pro Max(238g)やPixel 6 Pro(210g)のようなヘビー級スマホよりも重く(271g)、ずっしりとくる。折りたたむと細くはなるがそれでも分厚い。もちろん個人によって感覚は違うだろうが、スマホとして持ち歩ける限界ギリギリだ。カバンの中に入れて持ち歩くのがふさわしい。

photo 縦に折り畳んだFold 3。持てるが、重い。そして分厚い

 現状、だいぶ落ち着いてきたとはいえ、以前のように「外で仕事するのが日常」というわけでもない。過去はウイークデーのうち最低4日は取材で出掛けていたものだが、戻ってきたといっても今はまだ半分くらい。だから、Fold 3も持ち歩くよりも自宅の中で使っている時間の方が長い状況だ。

 筆者はふだん、タブレットとしては12.9インチ版のiPad Proを使っている。「大きすぎない?」と言われることもあるが、映像を見たりマンガを読んだりすることも考えると、そうでもない。PC/Mac的に使うことも多いので、これはこれでいいと思っている。

 一方、自分でも「大きいな」と思うことは確かにある。ちょっと離席する時に手に持っていくものとしては、まあ、確かに大きい。

 ちょっと離席とは、お茶を飲んだり食事をしたりトイレに行ったりする時のこと。活字中毒かつ映像中毒でもあるので、そういう時でも(1人ならば)なにかを見ている・読んでいることが多い。昔なら必ず文庫本を持っていたものだが、今ならタブレットだ。スマホでない理由は、単純にそっちの方が画面が大きくて楽だからである。

 とはいえ、12.9インチは大きい。そこで「なんとなくちょうどいい」サイズとして、Fold 3が活躍している。

 とすると、そこは別のもの……例えば「iPad miniでもいいんじゃないの?」と思う人もいるだろう。

 実際、そうだと思う。ただ、使い勝手はかなり異なる。正直な話をすれば、Appleの流儀に慣れていて、スマホとタブレットの2台持ちをいとわないのであればiPad miniでもいいし、そちらの方が安くつく。

 ただ、メインのスマホをこれ1台に集約できるのは利点ではある。

 まあ、筆者は1台にまとめていないので、その利点はないのだが。

 筆者にとっては「パカパカするもの」を使っていること、そこから得られる発想や知見が重要なので、iPad miniを買うのは「個人としてちょっと違う」感じだ。

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