凸版印刷は11月30日、顔写真1枚からリアルな3Dアバターを自動生成できるサービス「メタクローン・アバター」を、メタバース関連企業向けに開発したと発表した。メタバース上の会議室にアバターで集まって会議をしたり、バーチャルショッピングでアバターに服を試着させたりといった用途を想定する。
今後は、アバターに本人の肉声や表情、人格を再現するサービスを追加する他、アバターが本人の“デジタル分身”と認証するための基盤などを開発し、「メタクローンプラットフォーム」を構築する計画だ。
メタクローンは、GANなどのAI技術を活用し、クリエイター向けAIツールなどを提供するラディウス・ファイブと共同で開発したサービス。
正面を向いた顔写真をアップロードし、身長・体重を入力すれば、アバターを短時間で自動生成する。低解像度の写真やモノクロ写真、絵画からでも、リアルな3Dアバターを生成できるという。架空の人物の顔写真を自動生成し、肖像権フリーの3Dアバターを生成することもできる。
サンプルとして、アインシュタインのモノクロ顔写真から生成したアバターのイメージも公開した。
生成した3Dアバターは、まばたきしたり口を開いたりすることもでき、自然な表情を再現できる他、あいさつしたり歩かせたりといったことも可能。カスタマイズでユーザー自身に似たモーションを付与することもできるという。
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