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Teslaロングドライブ、横浜から岡山まで1400km 残り5%予測ギリギリ旅の乗り切り方走るガジェット「Tesla」に乗ってます(3/5 ページ)

» 2021年12月08日 09時11分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]

Tesla側のサーバエラーで車両にアクセスできず

 大津スーパーチャージャーには4台の充電器が設営されています。プラグインすると約1時間5分で100%まで回復可能と表示されました。ガソリン給油なら5分で満タンですが、充電はそうはいきません。ただ、ものは考えようで、食事タイムに当てれば、1時間程度はすぐに過ぎてしまいます。隣接するスーパーマーケットでパックのすしやそうざいを購入しイートインで昼食です。1時間の充電で100%まで回復しました。請求額は1860円。これで岡山まで楽勝で到達できます。

photo 170kWの出力で充電開始。大津スーパーチャージャーは額面速度250kW。SA/PA上の公共の急速充電だと30〜40kW程度が上限

 今回、ネットワーク系のトラブルに遭遇しました。世界的ニュースとなったTesla側のサーバエラーで専用アプリから車両にアクセスできない現象です。昼食中、アプリから充電の様子を確認しようとしましたが、できません。ただ、「ネットワークが混んでるのかな」といった程度に考えていました。サーバエラーが起きていたことは後からネットのニュースで知りました。

 Teslaのサーバ経由での解錠できないため、ドライバーが閉め出されたといった形でセンセーショナルに報じたメディアもあったようですが、Model 3の場合、アプリと車両がBluetoothを利用してローカルで通信し、スマホが通信圏外になると自動で施錠し、近づいてドアノブを引くとオート解錠します。筆者がサーバエラーに気付かなかったのは、このようなスマホを所持していれば施錠・解錠を意識させない仕組みがあるからです。

 Model SやModel Xの一部車両の場合、アプリからローカルで施錠・解錠ができないものもあります。今回、それが問題になったのでしょう。ただ、その場合も付属のキーフォブ(スマートキー)があれば問題なく使えます。Model 3の場合は、カードキーが付属しています。多くのTeslaユーザーは、アプリ以外の解錠手段を携帯しているはずなので、ここまで大きく騒ぐほどのこと(?)というのが件のニュースを読んだ際の感想でした。

photo 付属のカードキーをセンターピラーにタッチすることで施錠・解錠を行える。運転も可能。筆者は、常に財布に入れて携帯している
photo 別売りのTeslaの形をしたキーフォブも利用可能。ドアに加えトランクやフロントトランクの開閉にも対応している

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