宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月5日、2021年12月から募集をしていた宇宙飛行士候補者の応募に対して、4127人の応募あったと発表した。2008年の前回募集時(963人)に比べて約4.3倍増となり、過去最多の応募者数だったという。
年齢層別では、20代以下が811人(19.7%)、30代が1850人(44.8%)、40代が973人(23.6%)、50代が424人(10.3%)、60代以上が69人(1.7%)と、30代からの応募が約半数を占めた。性別比では、男性が3204人(77.6%)、女性が919人(22.3%)、他を選択した人が4人(0.1%)。
今後は、第0次選抜として英語試験を5月8日に実施し、合格者のみに一般教養試験などを5月29日に行う予定。
今回募集した宇宙飛行士候補者は、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本実験棟「きぼう」や月周回有人拠点「ゲートウェイ」、月面での活動などを行う。最終選考結果は2023年2月ごろに発表予定する。
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