ファッションECを展開するZOZOは5月24日、採寸用スーツ「ZOZOSUIT」のサービス終了を発表した。6月23日以降、ZOZOSUITでの計測に加え、計測結果の閲覧ができなくなる。
ZOZOSUITは2017年に発表。スーツを着てスマホのカメラで撮影するだけで、身体を採寸できる手軽さが特徴で、無料配布も併せて話題を呼んだ。ECだけでなくテクノロジー企業としてZOZOの名を知らしめたサービスでもある。
その後、足のサイズを測る「ZOZOMAT」や肌色を計測してマッチしたベースメイクが分かる「ZOZOGLASS」などを展開。ZOZOMATとZOZOGLASSに関しては、今後も利用可能だ。
同社は、ZOZOSUITの後継モデル「ZOZOSUIT 2」を2020年10月に発表。マーカー数を初代モデルの50倍に引き上げ、計測精度を向上させている。ZOZOSUIT 2は法人限定で展開するもので、こちらは引き続き協業パートナーを募集する。同社広報部によると「非常に多様な企業からお声がけを頂いている」という。
また、ZOZO自身でもZOZOSUIT 2の技術を活用したボディマネジメントサービス「ZOZOFIT」を2022年夏に米国で展開予定。ZOZOFITを着た状態でスマホを使って体型を計測し、身体の3Dモデルを作成。体型管理が簡単にできるという。ただし、ZOZOFITの日本展開については今のところ検討中としている。
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