気になるフィルムスキャンのクオリティーだけど、どこまでを求めるかが大事だ。
手元に16年前に7、8万円クラスのハイエンドなフィルムスキャナーでデジタル化した画像があったので、今回のカジュアルなフィルムスキャナーのものと比べてみた。
発色やシャープさに違いがあり、画質的にはハイエンドなフィルムスキャナーの方が上だ。でも、ハイエンドスキャナーの方は1枚スキャンするのに何10秒もかかったし、セッティングも面倒で手間がかかるものだった。
KFS-14DFはクオリティー的にはそこまで高くないけれども、何より簡単で手軽でサクサクとスキャンできる。
スキャンしたい枚数が多いときには最適だし、モニターで瞬時にチェックしながら必要なものだけサクサクスキャンできるのがいい。
今でもときどき、フィルムをデジタル化したいのだけどどうするのがいい? と聞かれることがある。
ガチでフィルムで作品を撮ってる人なら、高性能なフィルムスキャナー一択だし(数は少ないが現役の製品はある)、フィルムスキャンに対応したハイエンドのフラットベッドスキャナーもある(ただし大きくて場所取るし、ちょっとめんどくさい)。
そもそも、フィルムスキャナーってフィルムをカートリッジにセットしてからスキャナーに挿入するという手間が意外に面倒なのだ。
でもKFS-14DFならフィルムをはだかのままつっこめばいいし、画面を見ながらボタンを押していくだけで完了する。
この手軽さは他にはないのだ。
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