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「PS Plus」のプラン変更は“期間そのまま一括払い”のみ 金額が膨らみ二の足を踏むユーザーも

» 2022年06月03日 10時58分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が6月2日にリニューアルしたゲームのサブスクリプション型サービス「PlayStation Plus」(PS Plus)。さっそく上位プランに乗り換えた人もいれば、アップグレードに必要な金額を見て二の足を踏む人もいる。

 アップグレード料金が高額になるのは、過去のセールなどでPS Plusの利用権を買い溜めしていた人が多いようだ。今回のリニューアルでは料金プランが3つに増え、差額を支払えば上位プランに移行できるが、その際は全利用期間の差額を一括で支払う仕様になっている。

 例えば5年先までの利用権を持っている人が最上位プランの「プレミアム」(月額1550円)にアップグレードしようとすると2万5000円以上の出費となる。10年なら5万円超だ。このためSNSでは「アップグレードしたいけど料金が高い」「短期間だけアップグレードしてみたい」といった声が少なからず上がっている。

 SIEのゲーム関連ECサイト「PS Store」では過去に何度も利用権のセールを行ってきた。今年2月にも通常2150円の「PS Plus 3カ月利用権」を半額で販売するセールを実施。こうした機会を利用して長期の利用権を保有している人も少なくない。

 一方でPS Plus上で有効化していない「プロダクトコード」の状態で利用権を持っている場合には、プランを変更した後にコードを適用することで追加出費なしのアップグレードも可能になっている。例えば旧プラン1年分(365日)のコードは、エクストラ219日分、プレミアム184日分に換算して適用される。

 既に利用権を保持している人にも柔軟な対応はできないか。SIEに問い合わせたところ「現時点で回答できることはない」と話した(6月2日午後6時時点)。

プロダクトコードなら期間を短縮して上位プランに移行できる(PS PlusのFAQより)

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