中国で人気の新興EVメーカーのNIO。「中国版Tesla」と呼ばれています。好調な業績だけでなく、バッテリー交換型の充電ステーションなども話題ですね。
NIOの車は米国ではまだ販売されていませんが、サンノゼに開発拠点があります。求人情報を見ると、Rivianと同様にソフトウェア関連のエンジニアを募集しているようです。カリフォルニア州からセルフドライビングのテストの認可を受けているので、自動運転技術の開発チームかもしれません。
今年はじめに隣のオフィスビルをリースしたことがニュースになっていました。今のオフィスの倍以上の面積らしいので、開発チームを拡大するのでしょうか。
NIO以外にもPony.ai、WeRide、Baiduなど中国とシリコンバレーに開発拠点を持って自動運転技術の開発及びテストを行う企業が増えています。
Waymoはセルフドライビングの技術開発を進め、ロボタクシーのサービス実用化に取り組んでいる会社です。Googleの親会社Alphabetの傘下にあり、スタートアップとして成長してきました。
マウンテンビューのGoogleオフィス内に拠点を置いていましたが、先日Waymoと書かれた大きなオフィスビルがあるのを見つけました。2021年11月に新オフィスをオープンしたそうです。シリコンバレーで成長している会社はオフィスを拡張していくと言いますが、まさにこのビルはWaymoの成長を物語っています。
サンフランシスコに出かけると、GM系Cruiseと並んでWaymoのテスト車両を頻繁に見かけます。通常はドライバーを乗せて自動運転のテストをしていますが、最近はWyamo従業員を乗客として乗せたドライバーレスのテスト車両も走っているそうです。商用サービス目前ですね。
さてさて、今回は最近気になる新興EVメーカーやセルフドライビングの会社を紹介しました。シリコンバレーに自動車開発という新しい潮流が生まれ、成長していることをご理解いただけたでしょうか。
先日のWWDC22ではAppleが次世代CarPlayを発表しました。インフォテインメントのUI/UXの部分を大手自動車メーカーとパートナーシップを組んで開発しているようです。巨大企業Appleが自動車分野に進出となると、シリコンバレーの自動車開発がさらに活性化するのは間違いないでしょう。良いシナジーが生まれて新しい価値が創り出されることを期待します。
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