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10年前のLED電球を最新型に交換すると電気代〇割減、食事も〇に節電テック(2/2 ページ)

» 2022年07月07日 16時46分 公開
[ITmedia]
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 2012年に売られていたパナソニック製のLED電球で、現在の60形「LDA7LDGSZ6」(7.4W)と同じ810lm(ルーメン)の明るさを持つ製品は「LDA11L-G/W」でした。型番から分かるように消費電力は11.2W。これを使っている家庭が最新の同等製品に交換すると電気代を3割ほど削減できます。

「LDA11L-G/W」(2012年製)のパッケージ(写真=左)と「LDA7LDGSZ6」(2022年製)のパッケージ(写真=右)

 まだ進化の途上にあったこともあり、LDA11L-G/Wの光は白熱灯に比べて黄色が強い印象(当時のレビュー記事参照)。照らされたものの色をどの程度再現できるかを表す「演色性」も当時のLED電球は総じて低めでした。

 一方、現行のLDA7L-D-G/S/Z6は「Ra90」(Ra=平均演色評価数)という高い演色性を持っています。これは自然光(Ra100)に近いレベル。つまり10年前の60形相当LED電球を最新型に置き換えると、電気代の節約になり、食べ物がおいしそうに見えるはず。これは節電以上のメリットかもしれません。

連載:節電テック

節電に関するテクノロジーとテクニックをデータを添えて紹介する連載。クイズ形式になったり、内容がアナログになったりもします。

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