2012年に売られていたパナソニック製のLED電球で、現在の60形「LDA7LDGSZ6」(7.4W)と同じ810lm(ルーメン)の明るさを持つ製品は「LDA11L-G/W」でした。型番から分かるように消費電力は11.2W。これを使っている家庭が最新の同等製品に交換すると電気代を3割ほど削減できます。
まだ進化の途上にあったこともあり、LDA11L-G/Wの光は白熱灯に比べて黄色が強い印象(当時のレビュー記事参照)。照らされたものの色をどの程度再現できるかを表す「演色性」も当時のLED電球は総じて低めでした。
一方、現行のLDA7L-D-G/S/Z6は「Ra90」(Ra=平均演色評価数)という高い演色性を持っています。これは自然光(Ra100)に近いレベル。つまり10年前の60形相当LED電球を最新型に置き換えると、電気代の節約になり、食べ物がおいしそうに見えるはず。これは節電以上のメリットかもしれません。
節電に関するテクノロジーとテクニックをデータを添えて紹介する連載。クイズ形式になったり、内容がアナログになったりもします。
大光量/全方向タイプの最新モデルを徹底比較!〜パナソニック「LDA11L-G/W」編〜
LED電球も「パルック」に パナソニック、歴史あるブランドを踏襲
「エアコンを28度に」は間違い? 7割以上がクールビズを勘違い――三菱電機ビルテクノ調査
お使いの家電製品、10年以上前のでは? 最新式ならこれだけ節電できる
ウェザーニューズ、「電力需給予報」公開 気象&電力供給データからAIが全国の“電力ひっ迫度”を予測Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR