「おもいでばこ」は2020年に、専用DVDドライブ「おもドラ」を発売した。いやいやナニ言ってんの、という話だろう。今この時代にDVDて。
だが2000年代にDVDライティングが流行った頃、パソコン内の写真を調子に乗ってDVD-Rに焼いた記憶はないだろうか。筆者はある。むしろ当時はDVDライティングの本を沢山書いていたので、焼きまくりであった。加えて紙焼き写真のスキャニングサービスや、フォトスタジオで撮影した七五三の写真などは、大抵DVD-Rで納品される。中学・高校の吹奏楽部の大会動画なども、業者からDVD販売が行なわれる。
意外にプライベートな写真や動画をDVD化したものって、まあまあな数あるのだ。それらをまとめて「おもいでばこ」に吸い上げるための取り込み用ドライブが、「おもドラ」なのである。
今となってはPCにドライブがないため、ディスクがDVDデータなのかDVD-Videoなのかの区別すら付かないだろう。そもそも何が違うのか、忘れてしまった人も多いはずだ。「おもドラ」それらを自動判定する。DVDデータならバラで取込み、DVD-VideoならISOイメージにして取込み、本体内の仮想プレーヤーにマウントしてスマホへストリーミング、チャプター操作までできる。もちろん、DRMなしのディスクのみ対応である。
それなら、VHSやDVテープで残っている映像も今のうちに変換サービスでDVDにしてもらおうか、という話になる。サービスを展開するカメラ屋さんにとっても、おいしい話なのである。
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