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ホラーが苦手なマンガ家、ナンジャタウンで初の「異界入り」サダタローのゆるっと4コマ劇場

» 2022年07月23日 13時25分 公開
[サダタローITmedia]

 7月15日から東京池袋の「サンシャインシティ」で「SIREN in NAMJATOWN」が開催中です。PlayStationシリーズ向けのジャパニーズホラーゲーム「SIREN」(サイレン)とコラボしたアトラクションやフードメニューを楽しめるイベントです。

「SIREN in NAMJATOWN」公式サイト

 SIRENは、サイレンが鳴ると共に「異界」という別世界に取り込まれる「羽生蛇村」からの脱出を試みるサバイバルホラーゲーム。異界に入ると村は赤い水で囲まれ、その水を摂取した人は「屍人」というゾンビのような化物になります。

 屍人から逃げながら不気味な村を探索する恐怖、村内で入手できる様々な「アーカイブ」からプレイヤーが推測・補完しなければならない難解なストーリーなど、SIRENには他のホラーゲームと一味違う魅力があります。そのためか現在もコアなファンが多く、毎年夏になると「異界入り」と称してSNS上でお祭り騒ぎをしています。ボクはそうしたお祭りに参加したことはありませんが、ナンジャタウンで初の「異界入り」を体験してきました。

 まずは屍人の写真を撮影するフォトアトラクションを体験。フォトスポットでは屍人とツーショットの写真を撮れるのですが、それだけではなくちょっとしたサプライズが待っています。男1人で遊びに行ったのですが、まあまあ大きな声が出ちゃって結構恥ずかしかったです。

 その後はヒントを手がかりに園内に隠されたアーカイブを探すラリーゲームへ。意外と見つけられず園内を探し歩いたものの、目的のアーカイブは1つだけ。ゲームとしてのボリュームはあまりありませんでした。

 フォトアトラクション、ラリーゲーム共にプレイ料金は1200円ですが、入園料800円を合わせて3200円を払っただけの満足感があるかといえば、正直ありませんでした。せめてラリーの目的地がもう少し多いとか、謎解きの要素があるとかだったら良かったと思います。少なくともSIRENに思い入れのない人にはオススメしません。

 しかしSIRENが好きな人なら、見覚えのある書体で書かれた「終了条件達成。」やゲーム内のアーカイブ画面と同じレイアウトで作られたラリーゲームのヒントだけでテンションが上がると思います。

 園内では他にもオリジナルグッズを購入できたり、コラボメニューを食べることもできますし(赤い水も飲めますヨ!)、何よりホラーゲームのイベントだけどそこまで怖くありません。SIRENは好きだけどコワイの苦手……という方は、夏の思い出にナンジャタウンに遊びに行ってみてはいかがでしょうか? 

著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce

連載:サダタローのゆるっと4コマ劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。

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