米Amazon.comは7月28日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比7%増の1212億3400万ドルで、20億2800万ドルの純損失(1株当たり20セント)だった。前年同期は77億7800万ドルの純利益だった。純損失には、出資している米電気自動車企業Rivian Automotiveの株価急落による39億ドルの損失が含まれる。2四半期連続の赤字になった。
売上高はアナリスト予想の1190億9000万ドルを上回った。同四半期にはプライムデーを実施した。第3四半期の売り上げ予想も1250億ドル〜1300億ドルと強気だ。
アンディ・ジャシーCEOは発表文で「プライムを会員にとって良いものに改善し続けることで収益が加速している」と語った。
プライムデーの具体的な数値は公表していないが、「世界で3億以上のアイテムが売れた」としている。
クラウドサービスのAWSの売上高は33%増の197億3900万ドル、営業利益が36%増の57億1500万ドルと引き続き好調だった。主力のオンラインストア(ビデオやゲーム、Kindleなどのデジタルコンテンツを含む)の売上高は4%減の508億5500万ドルだった。
広告収入は18%増の87億5700万ドルと好調だった。Metaの広告収入は1.5%減、Twitterは2%増といずれも減速している。
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