ニコンの動画カメラ「Z 30」の実力は？ ミラーレス一眼としても高性能：荻窪圭のデジカメレビュープラス（3/5 ページ）

[荻窪圭，ITmedia]

Z 30を楽しむための3点セットで撮影だ

　と、まあここまでは普通にカメラ本体の紹介。

　エントリー向けのミラーレス一眼として優秀だが、Z 30はVlog系の動画ユーザーも対象にしている。

　そのために用意されたのがウインドマフ（俗称：モフモフ）、ワイヤレスリモコン、そしてそのリモコンをセットできるトライポッドグリップの3点だ。

　ウインドマフとトライポッドグリップはSmallRig製。

　ウインドマフは「Z 30発売記念 VLOG応援キャンペーン」として数量限定ではあるがSDカード（それも64GB！）と共に付いてくる。動画撮影を考えている人は……間に合うかどうか分からないけど、VLOG応援キャンペーンを狙うべし。屋外で音を録るとき、ウィンドマフのありとなしでは違うから。

　トライポッドグリップは「Small Rig トライポッドグリップ 3070　リモコン ML-L7セット」……長い製品名だが、要するにトライポッドグリップとリモコンのセットなので、これを買えば両方付いてくるってことだ。

カメラ本体と、ウィンドマフ、トライポッドグリップとリモコンのセット

　ウィンドマフはアクセサリーシューに取り付ける。

　アクセサリシューの両側にマイクがあるのでそこにうまく当たるよう設計されているのだ。屋外で音声も一緒に録りたい時はぜひこれを付けたい。

アクセサリシューの両側にあるスリットがステレオマイク

ウィンドマフを装着したの図。大きなマフ1つではなく、左右それぞれ分かれているところが見た目的に耳みたいでいい

　トライポッドグリップはその名の通り、足を開くとテーブル三脚として使えるもの。

足を開くとテーブル三脚になるグリップ。前後の傾きと、カメラ部分の回転（自撮りもするからね）に対応している

　そしてリモコン部分は簡単に着脱できる。

リモコンは簡単に着脱可で、もちろん単体でも使える

　SmallRigは各社カメラ用のリグの他、撮影用のアクセサリーを多く開発しているブランドだ。

　リモコンはBluetoothを使うもの。一度カメラとペアリングすれば、あとはいつでも接続できる。Fn1が再生、Fn2がメニューで、簡単な設定の変更も可能だ。

　レスポンスは良くて便利だが、1つ気になったのは電源スイッチの場所。何度か、不用意に押してしまって接続が切れちゃうことがあったから。誤って押しづらい場所に合った方がよかったかも。