なお、動画モード時はシャッターボタンを押しても何も起きないが、録画中に押すと静止画を撮れる。正確にいえば、フレームキャプチャー。だから4Kで撮影中は、4Kサイズ(800万画素相当)の16:9の写真をキャプチャーしてくれるわけだ。
画素数は少ないけど画質的には十分きれいなので、動画モード時は電子シャッター専用カメラ的に、いつでもシャッターボタン押せば撮れるといいのに、とは思った。
動画をもう1ついこう。
4Kの30fpsで撮影してPremiere Rushでつないだりトリムしたりしたが、動きモノ撮影の例として。
ざっと使ってみた感じでは、手で持って動き回りながら撮るならジンバルがあった方がいいかも。カメラを固定したりテーブルに置いて撮る方が向いてそうだ。
冒頭で、Z 30の軸足は静止画と動画のちょうど間にある感じと書いた。
それに比べると、ライバルといっていいソニーのZV-E10はより動画側に軸足を置いたモデルだ。
対して、Z 30はグリップは握りやすくて安定するし、ボタンやダイヤルといった操作系や撮影機能もしっかりしているし、EVFがない以外はスナップ用カメラとして性能的にも使い勝手的にもすごく優れている。スチルカメラとしてもムービーカメラとしても同じように使うならZ 30がいいかも。
なので、Vlog用としてカジュアルに自由に動画を撮るカメラとしてもいいが、コンパクトで軽くて収納性も高くボディの質感もいいスナップ用ミラーレス一眼として魅力的だ。
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