KDDIが7月に起こした通信障害を受け、au回線を使ったサービスを提供しているMVNO各社が返金対応を発表している。例えばMVNOサービス「IIJmio」を提供するインターネットイニシアティブ(IIJ)などが一部プランについて返金する方針だ。「nuroモバイル」を提供するソニーネットワークコミュニケーションズなども返金を発表している。
IIJはau回線を使った「IIJmioモバイルサービス タイプA(au 4G LTE網)」のうち、音声通話機能付きSIMを月額850円(2GB)から提供する「IIJmioモバイルサービス(ギガプラン) タイプA/音声通話機能付きSIM」など3プランを対象に、いずれも8月の利用料から200円(不課税)を返金するという。
「J:COM MOBILE」を提供するJCOMは、月のデータ容量を1GB、5GB、10GB、20GBから選択できる「J:COM MOBILE A プラン(音声+データ)」の料金を返金する。選択しているデータ容量を問わず、基本使用料の3日分に当たる額を、9月の請求額から差し引くという。
ソニーネットワークコミュニケーションズは、au回線を使った音声通話かSMS(ショートメッセージサービス)を提供するプラン・オプションのユーザーに返金する。プランやオプションを問わず、月額料金の3日分に当たる額を、9月の請求額から差し引くという。
他にも「mineo」を提供するオプテージが、7月29日に補償を発表した。ただし詳細はまだ明らかにしておらず、補償の内容や時期は今後発表するとしている。
KDDIは7月29日、通信障害の補償として、障害発生期間中にスマートフォンや携帯電話などを契約していたユーザー3589万人に対し、請求額から200円を差し引くなどの対応を発表している。
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