千葉市の検見川神社が、お守りをNFT化して頒布する「お守りNFT」を始めた。「家内安全」「商売繁盛」といった一般的なお守りから、「ウォレット安全」などNFTらしいお守りもラインアップ。授かってから1年経つと、お焚き上げ代わりに自動でBurnされる。
古事記や日本神話をベースにしたコンテンツ制作などを手掛けるベンチャー企業の古事記project(東京都杉並区)と共同で開発した。
「家内安全」「商売繁盛」「恋愛成就」「詐欺除」「ウォレット安全」「フロアプライス下落除(NFTコレクションのフロアプライスの下落を防ぐ)など10種類のお守りを、各0.005ETHで販売。MetamaskをインストールしたWebブラウザで特設サイトのアクセスすると購入できる。
現実のお守りと同様、ご祈祷を行っているという。リアルのお守りは1年でご利益が切れるため、1年経ったら授かった寺社に返納してお焚き上げをしてもらうが、お守りNFTは、お焚き上げ代わりに1年でBurn。「あえて1年でご利益が切れてなくなってしまう機能を実装することで、より現実のお守りに近いものにした」という。
友人などに贈る場合も、相手がMetamaskなどのウォレットさえ持っていれば、郵送などの手続き不要ですぐに送れる。
今後は、御朱印をNFT化した「御朱印NFT」、名前入りの供物や鳥居や灯篭などを建てられる「奉納NFT」も販売予定。将来はメタバース上に神社を建てる予定で、メタバース神社にも、購入者の名前を刻んだ鳥居や灯篭を設置する計画だ。
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