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これってまだ食べられるの? 非常食の賞味期限チャレンジ、やってみたデジタル防災を始めよう(3/5 ページ)

» 2022年08月18日 11時10分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

フリーズドライ食品

 しかし、フリーズドライ食品は軽量でお湯だけで戻せるのと、最悪そのまま食べられるので避難バッグに入れておくタイプの非常食としては適している。

 フリーズドライ食品の中には25年以上の賞味期限のものもある。

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photo 25年の賞味期限のあるサバイバルフーズ。フリーズドライで軽量。長期間の保存が可能。味もおいしい
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photo アルファ化米は、長く非常食や登山用の携行食として親しまれてきた

 最近のアルファ化米は、従来の半分の時間(15分→7分)ででき上がるものも出てきた

 アルファ化米は、日本の伝統的な兵糧(ミリメシ)である「干し飯(ほしいい)」を起源とする非常食で、登山の携行食や防災用の非常食として親しまれてきた。国際宇宙ステーション(ISS)でも、宇宙飛行士が食べる「宇宙食」にも採用されるなど、その保存性、携行性には定評がある。

 五目ご飯やドライカレーなど豊富なメニューもあり、味も優れているが、熱湯を注いで15分待たなくてはならないという調理時間の長さがデメリットでもあった(水の場合は30分以上)。

 最近では7分でできあがるものも開発されるなど、アルファ化米も進化し続けている。日本人としてはどうしてもコメを食べたいだろうし、米はアレルゲンフリー食品でもあるので、非常食として何食分かは備えておきたい。

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