ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

「Insta360」のアプリで無茶な動画を作ってみた荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/6 ページ)

» 2022年08月28日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
  • 海中散歩からゴッホっぽい世界まで

 一番新しいテンプレートが「スカイスワップ」だ。日本語では「空の置き換え」。ちょっと前に各写真編集アプリで話題になった「空を自動的に判別して、違う空に置き換える」機能の360度動画バージョンだ。

 条件は映像全体に占める空の面積が15%以上。まあ、Insta360 ONE RSに自撮り棒を付け、空を多く映すべく高い位置にもって歩いてみた。

 撮ったらスマホとInsta360 ONE RSをWi-Fiでつなぎ、「ストーリーズ」から「スカイスワップ」を選ぶ。

 するとカメラ内にある映像のリストが出るので、そこから一つ選ぶ。いちいち映像をスマホにダウンロードしなくていいのが助かる。カメラ側の電源をオンにしとかなきゃいけないのでバッテリーは食うけどそれはしょうがない。

Insta360とWi-Fiで接続し、カメラ内の映像に直接アクセスする。いちいちダウンロードしなくてもいいのは内蔵ストレージを消費しなくてよい

 で、「スカイスワップ」できるのは最長で15秒なので、使いたい部分をセレクトすればOk。

素材を決めたら、最長で15秒まで選べるので使いたい部分をセレクトして「次へ」

 あとはアプリ側で自動的に空を検出し、周辺をぐるぐると見渡しながら歩く映像を作ってくれるので、そこにどんな空に置き換えるかを選べばいい。

エフェクトにStarryを選択。Starryといいつつゴッホの描いた夜空っぽい感じなのがなんともたまらん

 設定できるのはこの効果と再生アングル。「サラウンド」だとぐるっと周辺を見渡す映像を作ってくれるし、カスタムにすると任意のアングル、画角のフルHD映像を生成してくれる。

 そこで3つのパターン(Starry、Disco、Ocean)で作った動画を1本にまとめてみた。ディスコ風の壁に囲まれた団地とか、川辺を水中散歩(これは再生アングルをカスタムにした)とか面白そうなものを選んでみた。

 空がある程度広い場所だと効果的で、都市部で建物が多いとより意外性があっていい。

3つの15秒の映像(素材はそれぞれ違うもの)にスカイスワップをかけて1本につないだもの。こんな効果を楽しめるのだ

 ちなみにストーリーズ用なので9:16の縦長の動画も作ることができる。

元が360度分あるので縦長動画も自在。1:1の正方形も作れる。これは縦長の場合だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.