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「Insta360」のアプリで無茶な動画を作ってみた荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/6 ページ)

» 2022年08月28日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 一番簡単なのがビューファインダー。スマホを手に持ち、赤いボタンを押したままVR映像を見る感じで方向を変えたり上や下を向いたりすると、そのときに見えている映像がそのままHD動画として記録される。左右にドラッグすれば拡大縮小もできるので、ぐぐっと寄ったり(まあ限度はあるけど)、思い切り引いてリトルプラネットのようにしたりできるのだ。

開くと「360度クリップをリフレーム」といわれるので「リフレーム」をタップ
リフレームの方法はいくつもあるが、スマホを手に持って映像を見ながら動いてフレームをセットする「ビューファインダー」を使ってみた

 さらに再生速度をいじったりトリムしたりBGMをいれたり、マルチビューフレームにしたりと様々な操作ができるが、全部紹介するのは大変なのでしません。

編集作業中。赤くなっているのはビューファインダーでフレームを指定した箇所。他に、スピード変更、マルチビュー、動画を分割、さらに動画を追加することもできる

 で、実レビュー用の素材を撮るべく、背負ったリュックに自撮り棒を差し込んで固定し、その上にカメラをつけて撮影しながら歩いてたら、自転車に乗るときにiPhoneを落としちゃって、拾おうとしたら近くにいた日傘をさしたおばさまが素速くさっときて拾ってくれたというシーンが、360度カメラのおかげでしっかり写っておりまして、それがわかるように動画にしてみたのがこちらだ。

緑道から駐輪場へ行き自転車に乗るという動画を録っている最中に、ポケットからiPhoneを落としちゃって、たまたま近くを歩いていたおばさまが拾ってくれたという動画です

 ざくっと編集しただけだけど、これにエフェクト付けてテキストや音声で解説付けて云々と膨らませればInsta360ならではのVlogになるといって過言じゃない。

 360度あれば思わぬシーンも撮れているので、ハプニングにめちゃ強いのだ。

 今回はラフに「ビューファインダー」機能で構図を決めたけど、映像を見ながらポイントを指定して細かく編集することもできる。

 だから旅系Vlogにもいいと思う。360度撮ってくれてるのであとで編集しながら重要なところをアップにしたりちょっときょろきょろと周辺の様子も入れてみたり、ってのが360度あればあとから自由にできる。

 長い棒を用意すれば、ドローンがなくてもドローンで撮った風の絵を撮れたりするのも楽しい(ドローンを飛ばせない都会でも、自撮り棒禁止の場所じゃなければ大丈夫)。

 まあ長い動画を編集するのは大変だけど、そこは素材の準備だけInsta360でやり、それらをつないで1本にするのは別途編集ソフト使うとか、Insta360は部分的に使うってのもあり。

 近くに置いといてあれこれ遊べば、その模様も全部記録されるのであとからいいところだけ切り出せばいいし。

 360度映像を360度のまま使うのではなく、そこから任意の構図を切り出して作品にするというInsta360ならではの面白さがそこにあるのだなと思う。

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