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「Tesla Model 3」で犬連れ旅行にチャレンジ 北軽井沢へ1泊旅走るガジェット「Tesla」に乗ってます(3/3 ページ)

» 2022年10月06日 16時30分 公開
[山崎潤一郎ITmedia]
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濃霧でも車線をキープするオートパイロット

 軽井沢を出発し、途中「ドッグデプトガーデン軽井沢店」という犬OKのレストランで食事をとったり、「軽井沢発地市庭」という産地直売施設で野菜を購入するなどして帰路につきます。

 碓氷軽井沢ICに通じる松井田軽井沢線で濃霧の中を走行するはめになりました。自動車専用道路ではありませんが、交通量も少なく交差点もないことから、オートパイロット(運転支援)が機能するかどうか試してみました。濃霧に加え急カーブが連続する環境でちゃんと働いてくれるのでしょうか。

 ただ、さすがにカメラ方式の運転支援であるオートパイロットでは雨と霧のなかでは難しいようで、オンにしてから少しすると、アラート音とともに「システムエラーのためオートステアリングを停止しました」と表示され、強制キャンセルされてしまいます。

濃い霧のなかではカメラで周囲の状況を把握できないためか、オートパイロットを入れてから数秒後にはドライバーの介入を求めてくる

 一方で、その後の高速道路での帰路は、夜になり強い雨脚の中を走る場面もありましたが、オートパイロットがキャンセルされることもなく淡々と走行できました。ハンドルに手を添えて前方や周囲を監視していればいいので、疲労軽減に大いに寄与していることは間違いないでしょう。

 さすがにオートパイロットを全面的に信用していませんが、Model 3に乗り始めて1年余、その運転支援の優秀さを体感していくうちに、私の中では「ロングドライブの頼りになる相棒」といった位置付けで、自動車専用道では積極的に利用しています。

 今回の軽井沢への旅は、総走行距離438km、電費137Wh/km(約7.3km/kWh)という結果でした。約75kWhのバッテリーを搭載するModel 3ですから単純計算で550km弱走破できたことになります。出発前の予想通り、その気になれば無充電で旅を終えることができたわけです。

Tesla純正ペットシートカバーの使い心地

 本稿の最後に、犬と生活するTesla乗りのために、Tesla純正の後席用ペットシートカバーを紹介します。このカバーは、前席と後席のヘッドレストにストラップをひっかけて固定するスタイルです。また、後席ドアの内装をひっかき傷から守るためのプロテクターも同梱されています。

 ただ、このプロテクターの装着具合がイマイチです。リアウィンドウの引込みの隙間に、プロテクターのツメを挿入して固定しますが、ツメがすぐに浮いてきます。ドアを開けるたびに外れていないか確認する必要があります。

シートベルトバックル対応のタンプレート付きリードを使用すれば、もしものときも愛犬が車外に飛び出すことを防げる。シートベルトリマインダーの警告も鳴らない

 この純正のカバーは、1万6500円とお値段がはります。正直なところ、アマゾンなどで売られている5000円程度の犬用シートカバーでも十分だったと感じています。ラベルのTeslaロゴがかっこいいので、純正にこだわる人向けの商品ですね。

著者プロフィール

山崎潤一郎

音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla


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