今回ボディと一緒に借りたレンズは「XCD 38V」(38mm。35mm判換算で29mm相当)とXCD 55V(55mm。35mm判換算で43mm相当)の2本。新デザインのレンズは精悍でカッコいい。
まずはその38mmを付けてガスタンク。
X2DはRAWでもJPEGでも撮れるが、たいていのカメラが搭載しているようなビビッドやナチュラルといった画作りの選択や彩度・シャドウ部の階調といった細かいコントロールは一切ない。
基本的に、RAWで撮影して画作りは自分で行うカメラ、という位置づけだからだ。なのでJPEGで撮ってもあまり派手な絵にはならない。他社のカメラでいうフラットに近い感じ。
RAWで撮影するときは色深度を14bitか16bitか選べる。16bitなら281兆もの色を表現できるが、14bitの方がデータ量が少ない分サクサクと撮れる。
なので今回はRAWで撮って現像し、できるだけナチュラルな感じでJPEG化したものを掲載することにした。1億画素もあるとファイルサイズも大きくなるので、1枚あたり10MB前後に収まるようちょっと圧縮率は高めにしてある。
純正の現像ソフトとしてPhocusが用意されているが今回は使い慣れている「Adobe Lightroom」を使用した。
さすがに1億画素の絵を等倍で開いてみる人も少ないだろうから、ポイントだけを拡大して見せたい。
中央のガスタンクについてる避雷針をよく見ると、避雷針に平行して細いケーブルがついている。それがしっかり写っているのが分かる。
さすがリアル1億画素の描写力+解像力が高いレンズの組み合わせだ。
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