米航空宇宙局(NASA)は10月21日(現地時間)、未確認飛行物体(UFO)や未確認航空現象(UAP)などを研究するチームを発足したと発表した。航空機の安全を確保する研究の一環。研究結果は、2023年半ばに一般公開する予定。
メンバーは16人。大学・研究機関の科学者に加え、データ解析やAI開発の専門家、宇宙開発事業を手掛ける企業などから選出した。研究チームは約9カ月間、民間機関などが収集してきたデータなどを分析し、UFO研究に向けた基礎の構築を目指す。
NASAの科学ミッション局の副長であるトーマス・ザブーチェンさんは「未知の宇宙と大気を探索することは、NASAの中でも重要な目的」とし、「UAPに関するデータを理解することは、空で起きていることについて科学的な結論を導くために非常に重要である」とコメントしている。
小惑星に宇宙船をぶつけて軌道をずらす実験 NASAが9月に実施 彗星などから地球を守る手段を検証
NASA、ウェッブ宇宙望遠鏡からの複数の画像を公開 カリーナ星雲の「宇宙の断崖」など
NASAの宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」からの初フルカラー画像をバイデン大統領が披露
火星から撮影した日食の動画、NASAが公開 高フレームレート、望遠での撮影に成功
米国防総省がUFO対策部署を設立 「あらゆる報告を真剣に受け止め調査する」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR