普段からたくさん本を読む方ではないですが、この「イシューからはじめよ」(安宅和人著)は事あるごとに、あるいは難しい課題にぶつかるたびに読み返しています。
労働量や根性に逃げる「犬の道」に陥らないこと、まずは検討段階で「イシューを見極める」こと、そしてスタンスをとって「仮説ドリブン」でイシューに立ち向かうことなど、課題解決のための基本はこの本と、著者である安宅和人さんの元で学びました(著者の安宅さんは私の前職時代の上司です)。
われわれが取り組むモビリティの領域は、法規制の揺れ動きやグローバルなテックジャイアントとの競争にさらされていて、意思決定のスピードを常に問われます。そのような中でも課題の本質を「悩まず考える」、そして質の高い(と、自ら信じられる)アウトプットへのこだわりに“喝”を入れられる、そんな一冊です。
2011年ヤフー株式会社に入社。経営戦略部門などを経て、デジタルコンテンツ領域の事業企画部長や子会社社長室長を歴任。2019年よりJapanTaxi株式会社に入社。MoTの新規事業を統括する次世代事業本部 本部長およびタクシーサイネージ事業を担う子会社の株式会社IRISの代表取締役社長を兼任。2021年10月より現任。
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