バルミューダは11月8日、2022年通期の経常利益を99.5%下方修正すると発表した。当初予想していた7.9億円から400万円に引き下げる。21年通期の経常利益は14億6200万円だった。併せて、通期純利益は5.5億円から200万円に引き下げる(前期比99.6%減)。原因は円安による営業利益の減少としている。
営業利益は、期初の8億円から1億円まで予想を下方修正した。原因は記録的な円安による仕入れ原価の上昇という。広告宣伝費や研究費、人件費などを抑制したが、期初予想策定当時は1ドル110円台前半だった為替レートが1ドル150円前後まで上昇。売上原価率が62.6%から68.9%にまで上がる見通しとなったことが要因としている。
一方、売上高については、期初の予想通り184億1000万円のまま。コロナ禍による外出機会が回復したことや、物価上昇などの下押し要因があったものの、21年から国内外で販売しているキッチン関連の新製品はおおむね計画通りに推移しているという。また、為替換算の影響による海外売り上げの増加も要因の一つとした。
2022年12月期第3四半期(1月1日〜9月30日)までの連結業績は、売上高124億9300万円(同12.7%増)、営業利益1.57億円(同63.7%減)、経常利益7400万円(同81.8%減)、純利益4300万円(同83.6%減)となった。
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