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Twitter、認証バッジのサブスク販売開始 国内ユーザーもちらほら 購入したバッジの見分け方は?

» 2022年11月10日 13時38分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 米Twitterは11月10日、サブスクリプションサービス「Twitter Blue」を一新し、認証バッジを取得できる新プランの提供を始めた。価格は月額7.99ドル。10日時点ではTwitter Blueは米国やカナダなど一部地域でのみ提供しており、日本は対象外。しかし、一部の日本ユーザーからも「認証バッジを取得できた」という報告が上がっている。

 Twitterを買収したイーロン・マスク氏は1日、認証バッジの有償化について構想をツイート。Twitter Blueの値上げを予告していた。その後、TwitterのiOSアプリが5日にアップデートされた際、米国版のバージョン履歴には「今登録すると、月額7.99ドルでTwitter Blueを使える」と記載があった。

 新プランの提供開始を受け、海外ユーザーを中心に認証バッジ付きアカウントは急増している。これまで、認証バッジを取得するには一定の要件を満たす必要があったが、Twitter Blueの新プランを利用することで見た目は全く同じ認証バッジを有料で取得できるようになった。

 認証バッジがTwitter Blue加入によるものか見分けるには、バッジマークをタップ(クリック)する。加入者は“認証済みアカウント”と表示され、「このアカウントは、Twitter Blueに登録しているため認証されています」と説明が出る。そうでないアカウントは“アカウント情報”となり、「指定されたカテゴリーにおいて注目されているため、認証されています」と補足が出る。

Twitter Blueの利用者の認証バッジをクリックして表示した画面
ITmedis NEWSの認証バッジをクリックして表示した画面

 日本ではまだTwitter Blueは未提供であるが、一部の日本ユーザーからも新プランに加入し認証バッジを取得したという報告が見られている。これは、Twitter Blueの利用可否を端末の位置情報で判断していることを利用したものと思われる。なお、このような使い方は公式からは案内していない。

 また、Twitterの英語版ヘルプページによると、今後認証バッジは11月9日以降にiOSでTwitter Blueに加入したアカウントのみに付与するという。以降、以前の基準に基づく認証の新規申請を受け付けないとしている。代わりに、今後は公式アカウントに「公式」ラベルを付与する予定で、政府や商業団体などから順次配布するという。

Twitterの英語版ヘルプページから引用

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