「超広角。サンタが2頭のトナカイが引くそりに乗って夜空を飛んでいる。そりの後ろに大きな月がある。レイモンド・ブリッグスの絵本のようなタッチ、画角は3:2」(A fairly wide shot. Santa Claus is flying in the night sky on a flying sled pulled by two reindeer. A big moon is behind the sled. like a picture book, by Raymond Briggs, --ar 3:2」
筆者がイメージしていた以上に「いい感じ」のクリスマスの絵が完成した!
この絵のイメージを考えたのは筆者だが、“手”を動かした“作家”はMidjourney、作家に伝えるイメージを“翻訳”してくれたのはkobeniさんだ。
kobeniさんは私とMidjourneyの間に立ち、筆者のイメージをMidjourneyへの適切な指示に変換することで、想像以上の結果を出してくれた。筆者は、優秀なエンジニアやデザイナーとやりとりした時と同じような印象を持ち、「この作業にお金を払ってもいい」と思った。
人間の要望をAIに伝える専門職として、「プロンプトエンジニア」が活躍するという予測もある。クライアントの要望をくみ取り、イメージを具体化しながらAIに適切に指示する(プロンプトを作る)職業だ。
プロンプトエンジニアには、イメージを作り、それを言語化する力、AIに分かりやすい表現を考える能力、結果がイメージと違った時、どういった指示を追加すると理想に近づくか判断する力、多くのAIを試し、適切なAIを選ぶ経験などが必要になるだろう。
テキストの質問にテキストで答えてくれる「ChatGPT」のようなAI(Text to Text)を使う時にも、指示する力、問いを立てる発想力は必須だ。質問が思いつかなければ無用の長物だし、聞きたいことがあっても、意味のある回答を引き出すには、聞き方が大事になる。
例えば、ITmedia NEWSのキャッチコピーをChatGPTに考えてもらう場合。「キャッチコピーを考えて」だけでは、無難な案が2種類しか出なかった。
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