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今年もCESに現れた“変態ガジェット”たちNEWS Weekly Top10

» 2023年01月10日 14時37分 公開
[岡田有花ITmedia]

ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2022年12月24日から2023年1月6日までの年末年始期間について集計し、まとめた。


 明けましておめでとうございます。今年もITmedia NEWSをよろしくお願いします!

 2023年一発目のトップテンは、年末年始のアクセスランキングだ。クリスマスの記事も入っていて、すっかり「過ぎ去った日々」のイメージもあるが、お付き合いいただきたい。

 1位は、“ネタツイ”にマジレスした「サーバルームへ“お呼ばれ“した時の正しいコーデ」指南だ。コーデのポイントは「出っ張りに引っかからないこと」「物を落とさないこと」など。一般的なお呼ばれとはひと味違ったコーデが必要になるので、機会がある方はぜひ参考にしてほしい。

CESに現れた変態ガジェットたち

 さて、年明けには米ラスベガスで恒例の家電見本市「CES 2023」が開催された。3年ぶりの現地開催となった今年。現地取材はできなかったが、盛り上がりが伝わってきた。

 目立ったのはEVやHMDなどだが、“変態ガジェット”も健在だ。

画像 Yoga Book 9i

 例えば、Lenovoの「Yoga Book 9i」は、13.3インチのOLEDディスプレイ2枚を縦にも横にも連ねて使えるマシン。横長の2画面を縦に連結した状態でキーボードを装着した姿は目新しすぎ、使い道が思い浮かばなくても、とりあえず欲しくなる。コンセプトモデルではなく、発売が予定されている点もポイントが高い。

画像 ThinkBook Plus Twist

 Lenovoの「ThinkBook Plus Twist」も良い。ノートPCの“ディスプレイの裏にもディスプレイがある”変態機構。片面にOLEDディスプレイを、もう片面にカラーE-Inkペーパーを備えており、ヒンジを中心にひねって横回転すればどちらの面もキーボード側に設定できる。これも1月発売予定だ。

画像 Flex Hybrid

 ディスプレイの変な機構といえば、Samsungも負けていない。Samsung Displayの「Flex Hybrid」は、本のようにたたんだ状態から開いた後、右側をスライドさせて幅をさらに伸ばすことができる(スライド前は4:3の10.5インチ、スライド後は16:10の12.4インチ)。折りたたみディスプレイのスマートフォンは既に市場に出ているが、「画面を開いただけでは幅が足りない!もっと幅を広げたい!」というニーズに応えられそうだ。

 ガジェットではないが、外装が32色に変化するBMWのコンセプトカー「i Vision Dee」も素敵だ。色を変えながら隣を走っていたらガン見して事故ってしまいそうだ。

 変態ガジェットたちは、「これ、本当にいるの?」と思う機能を備えていたりするが、一見無駄に見えることこそが未来の可能性をつなげたり、文化を作ったりする。CESで発表された変態ガジェットたちを見て、コロナ禍で縮み切っていた発想がちょっと自由になった。

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