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サーバなどの維持管理費を3割削減へ 大日本印刷が基幹システムをOracle Cloud化

» 2023年01月17日 12時32分 公開
[吉川大貴ITmedia]

 大日本印刷は1月17日、販売・購買・在庫の管理などを行う基幹システムをオンプレミスとOracle Cloudのハイブリッドクラウド化したと発表した。これにより、サーバの導入や維持管理にかかる費用を3割削減できる見込みという。

photo 大日本印刷(公式サイトから引用)

 今後はサーバ7台からなるデータベース基盤と、仮想サーバ約600台からなる業務アプリケーション基盤などで基幹システムを運用する。同社はこれまで基幹システムをオンプレミスのみで運用していたが、社内のニーズに応じたサーバの調達など、管理・運用の負担が大きかったという。ハイブリッドクラウド化により、ビジネスの状況に合わせたより柔軟・迅速なシステム構築の実現を見込む。

 移行は2021年3月ごろに開始し、11月に完了した。大阪・東京の2リージョンを使うことで耐障害性も高めたという。Oracle Cloudを選定したのは、政府のクラウドサービス認定制度「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」(ISMAP)の登録サービスであることに加え「価格やこれまで使っていたサービスとの相性など、さまざまな要素を比較した結果」(同社)としている。

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