イーロン・マスク氏のCEO就任以降、機能追加やUIの変更、サードパーティー製アプリの締め出しなど、UXの変化が続くTwitter。一方、使用感の変化に不満を抱くユーザーも多いようで、SNSではUI・UXをカスタマイズできるPC向けのブラウザ拡張が注目を集めている。特にフォローしたユーザーのツイートだけ表示できる機能などを提供する「Tweak New Twitter」が「Twitterの無駄機能を全部殺せる」などと話題だ。
Tweak New TwitterはChromeやFirefox、Microsoft EdgeなどのPCブラウザで使える拡張機能。ユーザーごとに最適化された独自のタイムライン「おすすめ」を消し、フォローしている人の投稿だけを表示するといった変更が可能だ。ツイートの閲覧数を見えないようにしたり、有料プラン「Twitter Blue」加入者のアカウントについている青バッジを別のマークに置き換えたりもできる。
カスタマイズできる箇所は他にもある。例えば画面右の「いまどうしてる?」欄やおすすめユーザー欄も削除できる。画面左の「話題を検索」「Twitter Blue」タブなども自由に表示をオンオフ可能。ブロック/ミュートしたアカウントの投稿が含まれる引用RTを非表示にもできる。
記者も実際に使ってみたが、なかなか快適だ。Twitterに対し「フォローしている人やフォロワーのツイートを時系列に見せてくれればそれでいい」「余計な機能はいらない」と求めるユーザーの声も多く見られるが、その要望をおおむね実現してくれると感じた。ユーザーからも「まさに顧客が本当に望んでいたもの」「ツイ廃に優しい」といった声が見られる。
ただ、デフォルトの設定だと余計な情報が入らないようになりすぎた。記者のように積極的な情報収集が必要な人の場合は、「話題を検索」タブは残すなど、ある程度外部からの情報も入れられるようにする必要がありそうだ。
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