1月24日から日本列島に流入している強い寒波の影響で、各所でさまざまなトラブルの報告が上がっている。Twitterでは「水道管が凍結した」などの投稿も見られるが、北九州市立消費生活センターは「寒波の後、水道修理のトラブルがとても多い」と説明。ネット検索での修理業者探しは慎重に行うよう注意喚起している。
水道管が凍結により破裂した場合、付近から漏水が発生することがある。その修理をネット検索経由で事業者に依頼した際、事前にWebで提示していた金額よりも高額な料金を請求された……寒波後にはそんな相談が寄せられると北九州市立消費生活センターはTwitter(@1Wu8LHOlfcD8oIT)上で紹介している。
70代男性が巻き込まれた事例では、Webには安価な金額が掲載されていたにもかかわらず、修理後にいきなり数十万円の料金を請求されたという。
北九州市立消費生活センターは、こうしたトラブルに巻き込まれないために「ネット検索で1番上に表示されるWebサイトは主に広告。急なトラブルでも慌てずに、複数社の見積もりを取り、料金を確認してほしい」とアドバイスしている。
Googleなどの検索エンジンは検索キーワードに対して適したWebサイトを表示するアルゴリズムを持っている。一般的には検索上位に表示されるほどサイトが閲覧されやすくなるが、より検索上位に表示される広告枠も存在する。一部の業者の中には、こうした広告に費用をかけ、評判が伴わずとも検索上位に表示されることを狙う業者もいる。
上下水道局の公式Webサイトでは、地元修繕店の連絡先や対応工事などの情報を掲載している。もし水道管破裂などのトラブルが起きた場合は、まずはこちらを利用してほしいとしている。
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