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期待の新鋭「LUMIX S5II」の実力は? パナ初の像面位相差AF搭載で価格も“がんばった”フルサイズミラーレス荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

» 2023年01月28日 12時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 まず、AF-Cモードにする。

 LUMIXが素晴らしいのはその辺の操作系。右手親指が届く範囲で必要なフォーカス回りの操作が全部できるのだ。

背面から。モニターの右側に撮影に必要な操作系がそろっているのが特徴。その分再生ボタンは遠いけど

 ファインダーの右にAF-S/AF-C/MFの切り替えレバーがあり、その真ん中にAFモードボタンがある。その右に測距枠を動かすジョイスティックがあり、その右上にはAF ONボタンだ。

S5IIのグリップ部。右手でグリップしたままこれだけ操作できるのがいい

 AF-SとAF-Cを切り替える頻度って昔に比べて上がってると思うので(少なくともわたしはそうだ)、フォーカスモードを右手親指ですばやく切り替えられるのは素晴らしい。

 続いてAFモードボタンを押すとAFエリアや被写体自動認識などをまとめてセットできる画面になる。

AFエリアのみならずスティックを上に倒せば被写体自動認識のオンオフもできるのが便利

 自動認識の対象は人物/顔・瞳/動物+人物の3パターン。

 これは前モデルのS5から変わらない。残念ながら列車や自動車やバイクや飛行機など非生物系は対象じゃない。いや、残念かどうかは使う人次第か。

被写体自動認識の対象は人物と動物。普段は「動物+人物」にしておけばいいだろう

 瞳をみつけると顔枠に十字線を表示して、瞳の位置を示してくれるのはLUMIXの伝統だ。

瞳を細い十字線で示すのはLUMIXの伝統
夕刻のテラスで。色が難しいシチュエーションだったけど肌色もきれいに出てくれた(20-60mm 60mm 1/60秒 F5.6 ISO800)

 瞳が見えてないときは頭部、それも見えてないときは全身を見つけてくれる。

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