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期待の新鋭「LUMIX S5II」の実力は? パナ初の像面位相差AF搭載で価格も“がんばった”フルサイズミラーレス荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/7 ページ)

» 2023年01月28日 12時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 動物(鳥も含む)の場合はこのように全身がセレクトされる。

ダイサギが小魚をぱくりと呑む瞬間をAF-Cの連写で。連写中もきっちり被写体を追ってくれた(70-300mm 253mm 1/2000秒 F5.5 ISO1250)

 ただ、瞳を十字線で示したり顔に枠がでることはない。だから動物をアップで撮る場合。その枠内のどこにピントの山がくるか撮ってみないと分からないのだ。

 実際に撮ってみると、次の写真を見ると分かるように、ピントは胴体やお尻ではなくちゃんと顔に来てるのだが、動物を撮るときも顔や瞳を検出してファインダーに表示してほしいとは思う。

背中越しに自動認識AFで撮った猫。背中ではなく顔にピントが来てくれた(70-300mm 300mm 1/500秒 F5.6 ISO800)

 この動物認識はけっこう賢い。この状態でもちゃんと猫にピントがきてるのだ。これは感心するよね。

自動車の向こうにいて一部しか見えてないのにちゃんと四角い枠が出て自動認識してくれた猫(70-300mm 300mm 1/500秒 F5.6 ISO2500)

 気になるのはAF速度だけど、確かにスッと合う。従来の方式では状況によってAFが迷うこともあったが、その迷いがなくなった感じで非常に快適だ。

 次は連写を試そう。

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