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期待の新鋭「LUMIX S5II」の実力は? パナ初の像面位相差AF搭載で価格も“がんばった”フルサイズミラーレス荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

» 2023年01月28日 12時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 暗い室内でISO102400まで上げて撮ってみたうちの黒猫をどうぞ。拡張ISO感度でこのクオリティなのだ。遠慮無く感度を上げて撮って良さそうだ。

暗い部屋でシャッタースピードを保ちつつうちの黒猫を撮影。超高感度で黒猫の毛の質感を保っているのはびっくり。にしてもふてぶてしい顔ですな(20-60mm 60mm 1/125秒 F5.6 ISO102400)

 今回は、20-60mmと50mm F1.8のダブルレンズキットに加え、前述した70-300mmと新レンズである14-28mm F4-5.6もお借りしたのでそちらの作例も1枚。超広角ながらコンパクトで、S5IIに似合うレンズだ。

コンパクトでズーミングしてもレンズの長さが変わらない14-28mmの超広角ズーム
超広角ならではの遠近感で遊んでみた。14mmポートレート(14-28mm 14mm 1/60秒 F4.0 ISO160)

 S5IIは豊富なフォトスタイルにも注目したい。今回は「リアルタイムLUT」を搭載し、あらかじめ別途作成しておいたLUT(ルックアットテーブル)ファイルを読み込むことで、それをフォトスタイルとして使えるなど新しい機能も付いた。

 今回のフォトスタイル作例は「シネライクD2」。ダイナミックレンジを重視した映画的な表現ができるものだ。レンズは50mm F1.8を使用。

S5IIに50mm F1.8を装着。実際の撮影時は付属のレンズフードをつける。ダブルレンズキットの1本だ
50mm F1.8で背景を大きくぼかしつつ「シネライク D2」で逆光ポートレートを撮ってみた(50mm 1/400秒 F1.8 ISO200)

 最後になったがバッテリーの持ちはCIPA規格で約370枚。それほど多い方ではないので、本格的な撮影時は予備バッテリーかモバイルバッテリーを用意する方がいいだろう。給電しながらの撮影もできる。

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