嗜好品として人気の高いコーヒーを毎朝飲むという人も多いはずだ。事実、コーヒー市場は長く成長を続けている。総務省の家計調査によるとコーヒーの消費量は、緩やかではあるが10年以降ほぼ右肩上がりとなっており、日常的にコーヒーを楽しむ人が増えているのが分かる。
コーヒー人気が続いているのにはいくつかの理由がある。1つが00年代前半に始まったサードウェーブコーヒーブームだ。サードウェーブコーヒーとは、フレッシュなコーヒー豆をやや浅煎りして淹れたもので、やや盛り下がっていたコーヒーの消費量を上向きにした。またこの頃より、ミルを搭載した家庭用の全自動コーヒーメーカーが続々と登場している。
さらに13年には、セブン-イレブンが「セブンカフェ」を始めるなどコンビニコーヒーがスタート。これがコーヒーを常飲する習慣を生み出し、ブームに引っ張られるように家庭用コーヒーの出荷数も増えている。
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