さらに、Insta360 Flowは215mmの自撮り棒となる伸縮パーツが備わっています。スマホのインカメラでは入り切らない人数での記念写真を撮る際に便利な機構です。ジンバルアーム部にはヒンジがあり、角度をつけるのも簡単です。
加えて、底面部のパーツを引き出すとグリップを延長できます。さらにもう1段引き出して広げると三脚になります。単体で自立させられるため、ハンズフリーな状態でも撮影が可能です。
手ブレが目立つ、画角が狭い、手で持たなければ撮影できないという、スマホで撮影する際のネガティブポイントを全てカバーできるポケットサイズのスマホジンバル。それがInsta360 Flowの姿といえるでしょう。
コントローラーを見てみましょう。前面にあるのは現在のモードを示す4つのジンバルモードインジケーター(上)、スイッチボタン(右)、電源ボタン(下)、シャッターボタン(左)とジンバルを動かし画角を決めるためのジョイスティックです。
ボタン部は往年のiPod Classicのようにタッチパネルとなっており、時計回り/反時計回りにスワイプすることでモードを切り替えられます。また電源ボタン部をダブルタップすると撮影モードが変わります。
電源ボタンは1回押すと、ジンバルモードインジケーターでバッテリー残量が表示されます。2回押すとスリープモード/起動の切り替え、長押しで電源ON/OFFとなります。
スイッチボタンは1回押しでメインカメラ/インカメラの切り替え、2回押しで縦/横位置切り替え、3回押しで動画/写真切り替え。シャッターボタンは1回押しで撮影開始、長押しでバースト撮影を行います。
ズームはコントローラー部のズームホイールで調整します。ホイールを回転させたときにすぐ戻すと0.5倍→1倍→2.5倍といったように、スピーディーなレンズの切り替えが可能です。
背面にあるトリガーは1回押すとトラッキングのON/OFF、2回押しでジンバルのセンタリング、3回押しでスマホが180度回転します。トリガーの長押しで被写体のロック、1回推してから長押しすると、アクティブプラスモードとなり感度が上昇。速く動く被写体への追従力がアップします。
ボタン類を極力増やさず、しかし多用するモードや機能はすぐ使えるようにまとまっているUIといえます。
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