ITmedia NEWS > 製品動向 >
STUDIO PRO

AIで顔のレタッチが超ラクに 「Adobe Lightroom」新機能を試して分かったこと小寺信良のIT大作戦(3/4 ページ)

» 2023年05月15日 16時00分 公開
[小寺信良ITmedia]

Lightroomは動画も扱える

 なお、あまり話題にならなかったが、Lightroomは2022年6月のアップデートでビデオにも各種現像機能が使えるようになっている。動画は新版Lightroomのほうが対応がいいので、今度はこちらで見て行く。

 動画に対しても、アダプティブプリセットが利用できる。ただし新機能であるアダプティブプリセットの「ポートレート」内の機能は、動画では利用できない。まだ動画ではパーツごとに抜き出してのフィルタリングは難しいようだ。

動画ファイルに対しても「アダプティブプリセット」が利用できる

 そのかわり、「おすすめ」をクリックすると、動画に適用できるプリセットを検索して、サムネイルで一覧表示してくれる。気に入った効果をクリックすれば、即時適用される。これを動画素材として書き出せば、ある意味Premiere ProやDaVinci Resolveなどより簡単に雰囲気のある動画を作ることができる。

 動画関連の新機能としては、静止画の切り出し機能がある。切り出したいフレームのところで止めておき、画面上で右クリックすると「ビデオフレームを保存」というメニューがある。これを選択すると、このフレームの映像が切り出され、カタログ欄に並ぶ。これを「書き出し」することで、JPEGなどの画像として保存できる。

動画の静止画切り出しにも対応

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.