「大人の流しそうめん KWS-B1」がヒットしたことで、同社は流しそうめんのシリーズを拡充。19年には桶型でそうめんがグルグル回るタイプを製品化。そして21年には子どもを主役に据えて、2つの流しそうめんコースで対決できる「競争めん DWC-B1」(終売)など、これまでにない製品も販売した。
「いろいろな製品を販売するなかで家電量販店のバイヤーから『もう少し落ち着いた色合いの大人が使える製品がほしい』と言われました。そこで樹脂製の限界はありますが、できるだけ竹に色を近づけた『竹の涼亭』をつくりました」(川出さん)
22年発売の「竹の涼亭 流しそうめん DWC-B2」(終売)は、基本的な構造は「競争めん DWC-B1」と同じだが、2コースだけでなく、レールを連結して最長1.7mの1本コースでも流せるようにした。そして23年には、さらに設置性をアップし、パッケージもコンパクトにした「二代目 竹の涼亭 流しそうめん DWC-B3」(実勢価格4844円)が登場した。
「竹の涼亭」シリーズの開発では、さまざまな課題をクリアする必要があった。その1つが安定性だ。1.7mのロングコースでは、流し始めの部分がかなり高くなる。そこに水とそうめんが流れ、さらに横からお箸が入ってそうめんをすくうため、非常に倒れやすいのだ。
「ロングコースでは、支柱をいくつも重ねるので転倒しやすくなります。最初は円形の足を考えていたのですが、お箸でコースをつつくと倒れてしまう。三脚のようにしてもダメで、かなり試行錯誤しました」(川出さん)
倒れにくいスタンドの形状を模索し、現在の4本足に行き着いた。しかもただ細い足が4本伸びているだけでなく、先端が丸くなっている。これが倒れにくさに貢献しているという。
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