ITmedia NEWS > 製品動向 >

日よけに“値崩れソーラーパネル”はいかが? 自宅で「プチ家庭発電」してみた小寺信良のIT大作戦(2/3 ページ)

» 2023年08月31日 17時30分 公開
[小寺信良ITmedia]

小型ソーラーパネルは買い時?

 スマートフォンが充電できるとして、折りたためるソーラーパネルが数多く販売されている。キャンプ等に持っていって、昼間の太陽でスマホ・タブレットを充電するという製品だ。

 だがそのコンセプト自体、ホントかよと思っている。筆者は小中学校ボーイスカウトのあげく高校では山岳部の、元キャンプガチ勢なのだが、日中こそ移動すべきで、ゆっくりソーラーパネルを広げてコーヒー飲んでる時間などないのではないか。

 リュックの上にソーラーパネルを展開して、移動しながら発電という写真も見かけるところだが、そうそう上手い具合に太陽を背に進めるわけでもない。さらに日本の山はほぼ樹木が生い茂っており、本州の森林限界は2000m〜3000mと言われている。つまり山の移動は、ほぼ森の中である。海外のように低地から裸の岩肌がある山は、日本にはそれほどない。つまり山での移動中も、パネル全面に日が当たるチャンスなどほとんどないのではないか。

 まあ日が暮れる前にテント設営しなければならないので、その間に発電するのだとも考えられるが、所詮2時間3時間ぐらいのものであろう。その程度ではいくらも発電しない。いやいや最近は車でキャンプ場に乗り付けて移動などしないのだというのであれば、車から電源を取るなり、モバイルバッテリーを持っていけば済むのではないか。

 そんなわけで、キャンプ用のソーラーパネルと聞くといつもモヤモヤしているわけだが、昨今はキャンプブームも下火になっていると見えて、こうしたアウトドア用ソーラーパネルがよくセールで売られている。こういうものを利用すれば、無駄に良すぎる日当たりも、有効活用できるのではないか。

今回購入したキャンプ用のソーラーパネル

 そんなわけで筆者が購入したのは、「Nekteck 28W ソーラーパネル」というパネルだ。現在Amazonでは33%オフの5999円。さらに20%オフクーポンも付いて4800円ぐらいで買える(31日時点のクーポンは15%オフのもの)。類似商品が山のようにあり、特にこれがお勧めと言うわけではないが、だいたい発電量28W〜30Wで5000円台ぐらいというのが、1つの目安になるだろう。その中で「サクラチェッカー」などを使って評判の良いものを買えばいい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.