マツダは10月25日、コンパクトスポーツカーのコンセプトモデル「MAZDA ICONIC SP」を「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で初めて公開した。製品化は未定ながら会場で注目を集めた。
ロータリーエンジンで発電し、モーターを駆動するシリーズ式プラグインハイブリッド(PHEV)方式のコンパクトスポーツカー。仕組みとしては「MX-30」に近いが、発電機となるロータリーエンジンが1ローターから2ローターに進化した。
軽量コンパクトなロータリーエンジンはクルマ中央部に寄せて搭載。これによりボンネットが低い低重心プロポーションを実現し、外観からスポーツカーであると主張する。
前後の重量配分は50:50。最高出力は370PSとMX-30(170PS)の倍以上という。車名末尾の「SP」には、「Sports」(スポーツ)と「Spirit」(スピリット)の意味を込めた。
マツダの毛籠勝弘社長兼CEOは「マツダはこれからも、やはりクルマは楽しいものだ、いいものだ、と理屈抜きに感じていただけるようなクルマをお届けし続ける」としている。
毛籠社長の言う通り、マツダブースは「クルマの楽しさ」を全面に押し出した構成となっている。1989年の初代発売以来、「人馬一体」をうたう「ロードスター」が隠れた主役だ。
最初に来場者の目に入る場所にはピカピカの「ユーノスロードスター」(E-NA6CE)を展示した。反対側から見るとプラモデルのパッケージを模した展示になっているという。
子ども専用のロードスターもあった。乗車すると前方から風が吹き付けてドライバー気分が味わえるという。
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