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「HHKB Studio」でPFUが狙う新しいユーザー層とは? あとポッチを赤くしてみた(1/5 ページ)

» 2023年11月06日 19時22分 公開

 正直、「HHKB Studio」はもっと賛否両論喧喧囂囂(けんけんごうごう)になるのではないかと思っていました。なにしろ、キースイッチの変更があり、これまでにない大きな要素が2つも追加されたからです。

PFUの「HHKB Studio」

 しかし、フタを開けてみれば、ECは発売日即日完売。また、今回のHHKB Studioを体験できる場所として新たに追加された「b8ta有楽町店」は、発売日から初めての土日となった2日間は整理券が出るほどの盛況です。しかも整理券の配布が終わっても閉店まで列は途切れることがなく、最終的にはその列が店の外まで続いたそうです。

 そして在庫切れ。PFUによると次回入荷は11月中旬になるそうです。

 なぜ、HHKB Studioはここまでの注目を集めたのか? その理由をHHKB Studioで追加された要素と発売日に行われたイベント「HHKBユーザーミートアップ Vol.7」の様子から考えておきたいと思います。なぜなら新しい仕様とユーザーの関係こそが今回の理由だからです。

 なお、私のHHKB Studioの最初の印象は、ほらグループアイドルにいるじゃないですか、新しく入ってきたはずなのに、ずっとそのポジションで歌ってました、踊ってましたみたいな感じのメンバーという感じです。そして、それは今でも大きくは変わっていません。

 また、私はHHKBエヴァンジェリストで、元ThinkPadユーザーで、元SpaceSaver IIキーボードを2つ持っていました。ということで、これからみなさんが読もうとしているHHKBの新作であるHHKB Studioのレビュー記事は、そういうバイアスがかかった記事だと思っていただければと思います。

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