そのグローバルシャッター方式のCMOSイメージセンサーを初搭載したのが、α9 III。もともと速さを売りとしたシリーズだ。
すごいのはグローバルシャッターによる圧倒的なスペックだ。
画素数は約2460万画素。もちろん高速に動く被写体を撮ってもカメラを振りながら撮っても歪みはゼロ。
シャッタースピードは最高1/80000秒!(8千ではなく8万だ)
連写速度は最高120fps。秒120コマでAF/AE追従するというのだからすごい。1枚撮るのにフォーカスを合わせて露出をシャッターを切るという動作が必要なのにそれを1秒で120回である。
完全に電子シャッターなのでプリキャプチャも対応。
ユニークなのがブースト機能。常時120fpsで撮ってたらメディアがどれだけあっても足りないのだが、C5ボタンを押した間だけスピードブーストがオンになって120fpsになるという機能だ。これはうれしい。
グローバルシャッターのメリットは歪まないだけじゃない。前述のように原理的にフリッカーの影響を受けないので人工照明下でも安心してシャッタースピードを上げられる。室内でのスポーツ撮影に革命をもたらしそうだ。
全シャッタースピードでフラッシュとシンクロさせられるのもすごい。ローリングシャッターの泣きどころの一つがこれで、フラッシュは本当に一瞬しか光らないので、シャッターがローリングしていては間に合わないのだ。
もちろんグローバルシャッター方式のセンサーを搭載したことで、メカシャッターはなし。
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