新しい方式のセンサーということでスピード以外の性能が気になるところだが、スペック上はISO感度はISO250から25600。
同等の画素数のα9 IIは、ISO100-ISO51200というところを見ると、高感度時の画質は1段落ちてるというところか。この辺は実際にレビューしてみて確かめたい。
AIを使った被写体検出AFは9パターン。動物と鳥の優先順位でバリエーションがあるのが面白い。
ボディ内手ブレ補正は最高で8段。背面モニターはチルトとバリアングルの両対応。
EVFは944万ドットの高精細なもの。縦位置グリップはオプションだ。
明らかにプロ、特にスポーツやネイチャー系の動きのあるものを撮る人をターゲットにしたカメラで、動画撮影時も歪みが発生しないのはメリットなのでプロの映像業界にもアピールできる。
今すぐにこの電子シャッターのみで最高1/80000秒で秒120コマという規格外のスペックのカメラが必要じゃなくても、とうとうグローバルシャッター方式センサーを搭載したデジタル一眼の時代が来た、という意味でも注目すべきカメラだ。
メカシャッターを廃することでミラーレス一眼ならではの世界がやってくるからである。将来は全部グローバルシャッターになればいいなと思ってる。
発売は2024年の1月26日(予定)で、気になる価格だが、α1よりちょっと安い5999ドル。日本での市場推定価格は88万円前後となっている。同時に軽量の300mmF2.8の望遠レンズも発表された。
パリ五輪では、プレス席にα9 IIIがずらりと並ぶのか。乞うご期待である。
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