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無理に画素数を上げないという選択──定番防水タフネスデジカメに待望の後継機「TG-7」荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/7 ページ)

» 2023年11月03日 07時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 すっかりスマートフォンにしてやられたコンパクトデジカメ市場。数年前、生き残るのははっきりしたターゲットを持った製品だといわれた。その一つが防水耐衝撃のタフネスカメラだ。

 リコーの「WGシリーズ」は2022年に新型モデルを出している。じゃあタフネスモデルの雄であり、定番だったオリンパスのTGシリーズはどうなった? 最後が2019年に発売された「TG-6」だったのだ。

 あれから4年。オリンパスのカメラ事業は切り離されてOMデジタルソリューションズ(OMDS)となり、アウトドアカメラといえば「GoPro」を代表とするウェアラブルな製品になりつつある。オリンパスが誇ったタフカメラはどこへいった!

 心配することなかれ。OM SYSTEMブランドで最新モデル「TG-7」が登場したのだ。

レンズを中央に持つTGシリーズの定番デザインを受け継いだTG-7

 ぱっと見た感じは、「TG-5」やTG-6と変わらない。

左が2017年に発売されたTG-5、右が今回の新製品TG-7だ。ブランドロゴはOLYMPUSからOM SYSTEMへ

 見ての通り、基本デザインは同じなのである。ちょっとシンプルになったかなというくらい。

 実は、オリンパスのタフシリーズ初代最上位モデルである「TG-1」(2012年)からボディの中央にレンズを配置し、上面中央にGPSを内蔵し、レンズ周りのリングを外せば各種アクセサリーを取りつけられるというデザインは変わっておらず、アクセサリーも共通なのだ。

 そのくらい定番デザインの定番シリーズなのである。

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