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無理に画素数を上げないという選択──定番防水タフネスデジカメに待望の後継機「TG-7」荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

» 2023年11月03日 07時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 TG-7はフラッシュとLEDライトの2つを持っている。どちらもそのままではマクロ撮影に向かないので、その光を全体にうまく回してマクロ撮影時に光が全体に当たるようにしてくれるものだ。

正面から。フラッシュの内側にLEDライトを搭載。マクロ時に役立つ。さらに右上にあるのがLG-1
レンズ周りのリングを外してLG-1を装着したところ。そうするとLEDライトの光が全体に回るので1cmマクロ撮影時に威力を発揮する

 このライトガイドはちょっと厚みがあるので、これを装着すれば撮影したいものにピタッとつけて撮れる。

なんと、こんな風にぴったりつけてもピントが合うし、LG-1のおかげで光もちゃんと回るのだ。これはよい

 今はなきドイツマルクの紙幣の、ガウス曲線が描かれてる部分を撮ってみた。

周辺部がちょっと流れるけど、中央部は素晴らしい(30mm相当 1/125秒 F2.3 ISO200)

 ちょっと立体的なものだったり周辺部が気になるときは、深度合成モードを使うといい。

フォーカスをずらしつつ複数枚撮影して合成する深度合成モード
深度合成を使ってモミジの羽を顕微鏡モードで撮ってみた。ディテールを観察したり記録したいときに。30mm相当

 なお、LG−1の他にもフラッシュの光を全体に回してリングライトにするアダプターやテレコンバーターやフィッシュアイコンバーターも用意されている。拡張性も備えているのだ。

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